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2009年 09月 27日
そのまま、地下鉄でマレ地区に移動。
St-Lazare駅でメトロに乗り換え、次の目的地に一番近いChemin Vert駅で下車。 フランスに行って困ることの五指に上がるのがトイレ探しかと思いますが、例に漏れずわたしもたびたび難儀しました。メトロの駅に公衆トイレが無い(大きなところはあります)ので、なるべく見つけたら行くようにはしてたのですが、このときは、次の目的地であるピカソ美術館で行こうと、我慢したのが運のつき(言い過ぎ) ピカソ美術館のお知らせ 悔しいのでアップ ピカソ美術館は2009年8月24日から2012年まで閉館だそうです。 この建物は結構入りたかったので残念、というよりも、今このときの尿意を解消してくれなかったことに対する怒りと焦りの大きさはこの旅一番でございました。 といっても誰も助けても慰めてもくれない一人旅、沸騰寸前の脳みそを抑えて次の目的地を探る。予定を変更してカフェでお昼にしようと思い立ち、候補にあげていたパン屋さんがやってるカフェを目指して歩き始めました。 悲鳴をあげる膀胱をなだめながら買い物客でいっぱいの通りを鬼のような形相で早歩き(たぶんこのときは観光客に見られなかったはず)。ところが、調べていた番地に着いてもそんなお店どこにも見えない。確かに住所の通りを歩いていた、はずなのですが、のちに調べ直してみるとどうやら非常に似た通り名が近くにあり、そちらだったのだろうなあとは思うのですが、なにせこっちは一刻の猶予もない状態でそんなこたあ頭の片隅にも浮かびません。3回見回した時点できっぱりその店は諦める判断を下し、そのへんにあった最も近いカフェに飛び込みました。 用を足し終え、すっきり落ち着いたあとに頼んだカプチーノ なかなか居心地よく過ごさせてもらったこのお店ではよくサンドイッチのオーダーが出ていた。たいへんおいしそうだったのでグッときたものの、行きたかったパン屋さんカフェを諦めた時点で昼ご飯に食べるものを次候補に決めていたため、ここでは飲み物だけに。 出たあとにぱちり たまたまでしたが、トイレまでメタリック・インテリアの人気カフェだそうです(ガイドブックより)。バー使いが真骨頂なのかね。 この時点で13時半くらい、昼ご飯を食べねばなりません。実は、昨年末のニューヨークで食べそびれ、かなり悔いが残っていたのが、ファラフェル。一時期ひよこ豆(個人的)ブームを体験している私にとっては必ず食すべき一品と認識していたので、今回パリでは必ず食べてみようと思っていました。 せっかくならおいしいとこと、調べてみたら有名なお店がマレにあったので、そこにしようと思い立った訳です。めざすところはさっきのカフェから徒歩数十秒。 ラス ドゥ ファラフェル ・・・これで、つい、マレを嫌いになってしまいそうでした。相性悪いのかもしれません。 休日土曜という情報が多いですが、これを撮ったのは日曜日です。不定休? 閉まってるもんは仕方がないので、カプチーノでちょっと元気回復したし、通りをぶらぶら歩きながらどこか公園をめざして、ポワシーで買ったパンを食べてお昼にする事にしました。 マレでも日曜はしまっているところ意外と多かったです パリでいえば、開いてる方なんでしょうかね。というか、日本もみんな日曜くらい休めばいいのに、と思います。なまじ365日24時間とか開いてるコンビニなんかあるから、こっちでの不便さに戸惑ってしまうんです。日本は便利すぎます。もっと不便な環境に回帰すべきです。それは幸せを失うことではないはずです。何を言ってるんでしょうかわたしは。 と、思っていたのにフランスでも休日法が改正されて日曜営業が可能になるとかなんとかの記事を見ましたね。 もとい、歩いてヴォージュ広場に出ました。ここでは、芝生の上でパリジャン/ジェンヌたちがマグロのようにごろりごろりと転がっていてとても気持ち良さそうにひなたぼっこをしていました。ただしひなたぼっこというのんきで無害な言葉が似合わない程度にまだ紫外線はきつかったので、わたしは空いている完全な陰のベンチを探して座り、ポワシーで買ったパンをここで食べることにしました。 クロワッサン イモムシ型 断面 う〜ん、及第。期待したようなバターの甘みを感じず。皮が厚くて食べごたえがあるガテン系クロワッサンで(何だそれ)、個人的には好みな食感ではあったのですが、いまここで食べたい味ではなかったです。焼き戻してサンドイッチにしたらおいしそうだったなあ。 ショソン・オ・ポム 扱いが・・・ごめんなさい。 ナカミ いやーあ、おいしかった。りんごが。正直、生地は冷凍パイシートを食べてる感じがしないでも無かったのですが(すみません)、ほんとはち切れそうに入っているりんごのピュレが、たぷんたぷんと口に入ってきて、それでもって砂糖はそんなに使っていないのかな?さっぱりしているのでするする口に入って行きました。ずっしり重いもの、クロワッサンに加えてまるまる1個食べ切っても胃が重くならなかったです。 そのデカさに惹かれて買ってしまったヴィエノワ むっちんむっちんのリッチなパン。チョコチップが、写真以上に本当にたっぷり入ってておいしかったです。たしかこれ1ユーロか、そんなにしなかったかも? ヴォージュ広場 ルイ13世の騎馬像らしい。13世って何した人だっけ? みんな芝生でごろごろしてます。犬フン被害(背中に付着とか)には遭わないんだろうか?道にはあんなに落ちてるのに。 パンをすっかり平らげて満足し、しばしのんびり。隣では子供がシーソーで遊んでたんですが、大はしゃぎでキャアキャアいいながらがっくんがっくんやってた最中、バキっという音がしてシーソー折れました。乗っていた2人の子供(推定4歳と6歳)は、少しの間呆然と座り込んでいましたが、そのままむっくり立ち上がり、無言でその場を離れていきました。そして親と合流し、公園を立ち去りました。 てなミニドラマ?を見納めながら自分も見てみぬふりをし(ごめんなさい)、休んだ後にバスティーユまで歩いてみる。 バスティーユ広場 オペラ・バスティーユ また今度来たときこそ入ってみたいなあ。 近くに大きなマルシェがありましたが、もう店じまい中。残念。 1号線バスティーユ駅 壁に革命の様子?剥げてますが。 バスティーユから1→14号線を乗り継いで、Bibliothèqueへ。 ベルシー地区一帯は再開発されており、近代的な土地利用をしています。最近の都市、という感じです。 Bibliothèque Nationale de France(フランス国立図書館、が一般的かと) こちらはAv. de France側からです。 本体、中庭につながる廊下のような通路 本を開いてたてているような形の高層ビル 中庭の森、地底からのびているような 回廊、森がみえます フラッシュ炊かなければ撮影可とのことで撮らせてもらいました。赤い長い廊下です。 こちらが閲覧室 この図書館、たしか3ユーロだったかの利用料を払えば世界中の誰でもが利用できるそうです。この日は残念ながらお休みなので、入れないようになっていました。 高層ビル、すべて書庫だとか かのミッテラン大統領のグラン・プロジェの一環なんですね、コンペでドミニク・ペロー案が採用されたとか。ちなみに駅の名前も元大統領の名称です。こんな風に当たり前っぽく、国家元首主導で文化プロジェクトを行うあたり、自国との決定的な文化レベルの次元の違いを感じます。文化あってこその都市。 まあその是非賛否はさておき、でっかい。とにかくでかい、広大、という印象。wikiで調べてみたら、リュシュー通りの旧館がすごい!昔やったRPG(FF5だったかな?)で一面本だらけの図書館が出てきたのを思い出しました。絶対いつか行ってみたい! 図書館内のソファで、次の目的地を探して地図を眺めていたら、ふとコルビュジエの建物がちかいところにあることを発見。気分的に、ものすごく街を歩きたかったので、寄り道してみることにしました。 が しかし、 ガイドブックの地図にあまり詳しい記載のない場所は要注意。たどりつくまでの道では、選んだ道が悪かったのかもしれませんが、いわゆる低所得層のための住宅建物が並び立つ地域でしたので、若干ドキドキしながら超早足で通り抜けました。まず旅行者はいないところで、工事中または工事が中断しているような敷地が大変多く(再開発中なのか?)、道路も非常に歩きにくい。そのため、他の地域のように首からカメラをぶら下げて歩くのは控えました。 Cite de Refuge(l'Armee du Salut) 救世軍難民院 内部は1階のみ見学できるとあったので、受付のおじさん(ずっと電話してた)に断って入ってみました。しかし、ホールでしゃべってたおじさん2人(アラブ系にみえました)が話をやめ、じーーとこっちを見ていたので、小者のわたしはまったく落ち着かず、数枚写真をぱちぱちと撮って早々に引き上げました。 犬だか猫だかの落し物がめちゃめちゃ多かった前の通りRue Cantagrelを足早に登っていき(ちょっと坂でしたがこの通りはものすごい警戒は必要ないので行かれる方にはこちらをお勧め)、戻ってきたのはRue de Tolbiacからひたすら西へ移動。Avenue d'Italie との交差点から北へ進路を変えましたが、このあたりはオリエンタルな地区で、タイやベトナム、中国などのアジア系のお店が多数ありました。歩いてる人も、住民・観光客ぽい人ともに今まで見た中で一番アジア系率が高い地区だったかと推測。 Grand Ecran 世界のTANGEが、当時のシラク・パリ市長に設計を依頼されたらしい。実はわたくし、氏と高校の同窓(世代は乖離してますよ)です。もちろんお目にかかったことはございません。 内部から外部が見えます なんかイメージちょっと違うなあ、と思ったものの、この建物自体はなんとなく好きでした。う〜ん感覚的感想。人が少なかったのは日曜だからだと思いたい。 ここのフルート・ガナを食べてみたかったのだけれども どうもそのときはあまり食欲というかパン欲がなく(たぶん街なみを見て吸収するのに脳を使っていたせいでパン欲を司る神経が働いてなかった)、おいしそうとは思いつつスルー。 ここも見ただけ・・・ 悔いが残ります。 ムフタール通り エリックカイザー本店 ここもスルーしてまいました。時を巻き戻したいです。しかしスルーの割に写真だけ撮ってますね。 Maubert-Mutualiteの駅で蚤の市? 今回の旅では、蚤の市は予定に組み入れてなかったのですが、たまたま出会ったので少しぶらりと回ってみました。 が、1ミリも購買意欲はわきません いやー、とにかくガラクタばかりに見えてしまう。古着なんて明らかに捨てる寸前みたいなボロぞうきんを置いてて、たぶん誰も買わないだろうから運搬コスト見直した方がいいよ、とか余計なことを考えてしまうのですけども、こういうの慣れてる人はそんな中からキラリと光るものを根気よく見つけ出したりするのでしょうか。すごいなあ。 向こうにビオパンのお店 ここも(以下略) ここまでくると宿は目と鼻の先なんですけども、実はこの時点で歩きすぎてフラフラ。おまけになんだかお腹の調子もよろしくない。これはホテルで水道水をがぶがぶ飲んでいるせいな気がしたので、ボルヴィックあたりでお腹を落ち着けておこうと、近くのMONOPRIXに寄るも日曜はお休み。脱力。結局なにも調達できず、ホテルに戻ってしばらく寝る・・・。 小一時間ほど休むと少し体力が回復したので、軽く晩ご飯を食べることにしました。 かなり疲労度は高かった&野菜を全く食べていなかったので、体がビタミンと食物繊維を欲していた。宿のすぐ近くのクレープリーで、おいしそうなボウルいっぱいのサラダを食べている人がいたので、それを食べたいと思って席に着く。 のに、席に着くとやっぱりクレープリーではクレープを食べねばならんでしょうという観光客としての義務感が突然頭をもたげ、ガレットにしました。 クローネンブルク フランス上陸後初ビール。う、うすい!これは完全に水代わりですが、水よりずっと(なぜか)飲みやすいぞ! ほうれん草のガレット 身体的欲求と観光客的義務感の折衷案。われながらナイスチョイス、自己満足。 ほうれん草たっぷり 半熟卵が絡んで、とってもおいしかったです! 席を立ったのがたしか19時半くらい、でもまだまだ明るいパリの街。なので、時間を有効に使うために、夜開いている美術館をピックアップしていたので、その中のひとつ「パレ ド トーキョー」へ。 地下鉄を乗り継いで着いてはみたものの、暗くて入り口がどこだかわからない。そのため、いきなりフラフラと中庭のようなところに出てしまい、カフェレストランのような場所を横切ってしまった。さぞかし不審だったことでしょう。 イレギュラーな侵入をすると、ますます建物の構造がわからなくなってしまいましたが、何となく企画展の入り口っぽいところにたどり着いたので、勢いで入ってみました。 SPY NUMBERS という企画展で、現代アート。 筒 ビルの音が聞こえる こういうのもインスタレーションというのか?違うのか?筒に、耳を近づけるとビルの屋上に立ってるみたいな音が聞こえてきました。それぞれ、ビルの窓を開けたときみたいな音とか、いろいろ違う音でした。写真とっていいか学芸員(?)のおじさんにきいたら、ついでにいろいろ教えてくれました。教えてくれないと何のための筒かわかりませんでした(音を出すためと解釈)。 他にも展示物はありましたが、なんだかよく意味がわからないまま一通り見て回ったので帰ろうと思ったら、さっきの学芸員のおじさんが、あと30分したらオーロラが見られるよって教えてくれたので待ってみることにしました。実は、このときお腹が痛くてたまらず、かなりな体調不良で一刻も早く帰りたかったのですが、おじさんがとても嬉しそうに説明してくれるのでそれを振り切って帰ることはできず、結局30分待つことにしました。ノンと言えない日本人(わたしだけか・・) 30分後になると、オーロラ発生装置のまわりには30人ほど溜まってきてました。その前で、これまた学芸員?のお姉さんが出てきてそのオーロラ発生装置について説明してくれました。しかし、当然オールフランス語です。何を言っているのかまったくわかりません。その説明が20分ほど続いたあと、「さあ、今から光りますよ」みたいな宣言をして、いざオーロラ。 オーロラ? これたぶん5秒くらいかな、そのあとまたお姉さんの話。内心こんだけかよ、と思いつつまだなんかあるかもしんないし、と思って15分待ってみるけど話が終わる様子はなくオーロラが見られそうな気配もない。そのうち、立ちくらみと下痢症状の兆候が同時に襲ってきて、視界が一瞬砂嵐になる。これは真剣にやばい、と思い、とにかくとりあえずトイレで落ち着け、とマジにフラフラしながらトイレに向かったのでありました。パスポートを携帯してなかったので、ここで倒れたら身元不明の邦人として警察とかに連れて行かれるんだろうか、それとも道ばたに放り出されるだけなのかなー、とか考えたらちょっとおもしろかったけど、ホントに倒れたらシャレにならないのでふんばって無理矢理回復させることにしておきました。 トイレで少し休んだらなんとか歩ける程度には復活したので、その勢いで帰ることに。 正面入り口 だったらしい。ここからは出ただけ。 そんな最悪な体調にも関わらず、つい綺麗な夜景に呼ばれて、性懲りもなく最寄りから一駅歩いてみる。 今夜のエッフェル塔 帰りは地下鉄に乗りましたが、ここでもふたたび4番線の調子がおかしく、降りる2つ前の駅で突然車両が停止。しばらくするとフランス語のアナウンスが流れました。もちろんさっぱりわからないのですが、そのアナウンスを聞いたとたん乗客が全員立ち上がってどやどやと降りて行き始めるので、あわててついて降りる。こりゃたぶんしばらく動かんのだろうと、あきらめて2駅歩いて帰ることにしました。フラフラしながらも、夜風がとても気持ちよかったです。
by kamibans
| 2009-09-27 21:23
| フランス+α旅
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