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2009年 03月 15日
成田出発が11:00。JFK到着は巻き戻って9:30。
久しぶりの長時間フライト。 基本的に飛行機とか新幹線とか、速い乗り物が大好きな人間なので、10時間くらいは全然大丈夫なはずだったんですが、やはり年をとったかなんなのか、最後の2時間は本当に辛かった。しかも調子にのって映画を3本も観てしまった(しかもどうでもいいやつ)ので、睡眠不足が後ほどたたってしまいました。 初めて降り立つJFKは、意外と地味な空港だなあという第一印象。この空港、ターミナルが9つもあるので、ほんとはものすごいデカイ空港なんだと思います。 今回は全日空にお世話になったので、ターミナル7でした。 写真と指紋をとられる入国審査を通過し、スーツケースをとると、とりあえず表へ。 さんざんいろんな人に白タクに気をつけろと脅されていたので、毛を逆立てて警戒するも、それらしき人物はとくに見当たらず若干拍子抜けの感あり。 街までは空港シャトルバスで。このバス、乗ってから気づいたけどすべてのターミナルをまわって乗客を拾って行くため、非常に時間がかかる。ターミナル1まで行くのに30分くらいかかったんじゃなかろうか?それでも、空港を出てからは、高速をぶっ飛ばし、車がガタガタなってちょっと心配になりつつ、あっという間に見えてきたマンハッタン。 到着前日までは、大寒波がきてて厳寒だったのですが、ちょうど当日からは気温もあがり、バスから見える景色はニューヨークでは珍しいくらいの真っ青な空だったみたいです。当然、テンションだだ上がりです。おお!右側通行!左ハンドル!マンハッタン!イーストリバー!これがなに橋?!クイーンズボロ?カンバンが全部英語やん!みたいなものにいちいち(心の中で)反応。 本当は、宿の近くのポートオーソリティバスターミナルというところまで行く予定だったのですが、ご機嫌な天候だったので、グランドセントラルターミナルというところで降りて街を歩くことにしました。 ↓ グランドセントラルターミナル ここはわりとその名の通り、鉄道の郊外線が乗り入れているグランドでセントラルなターミナル駅で、あとで調べたところによると、すでに100年ほどになる波瀾万丈な駅生(造語)を送っている模様。観光スポットとして脚光を浴び始めたのはここ10年くらいだそうな。大変重厚なつくりかつ繊細な装飾をもつ建造物ですが、なんとなく名所っぽいしとりあえず写真とっとこー、みたいな感覚がまるわかりな写真しかとれてない。というか、我ながら全般的に写真に思い入れが感じられない。 スーツケースをごろごろやりながら摩天楼を見上げ、カメラ片手にふらふら徘徊し、42丁目から東北東北、と適当に歩きながら目指したのはベーグル好きなら一度は誰もが夢見るあのお店(51st.3Av)。とりあえず、場所を確認するだけの目的で前を通ったら、いるわいるわお客さんでした。普通に行列だったので、いったんスルーしてそのまま52丁目をとにかく西へ西へ。ウォーカーズ・ハイとでもいいますか、わりと私は歩き出すと止まらなくなるタイプで、ミッドタウンのいろいろな名所を横目で見ながらとにかくぐるぐるとうろつきまわってしまいました。 ↓ そのうちのひとつ ニューヨーク市立図書館 するとぶち当たったは5番街、ブロードウェー、タイムズスクエア等々、あらゆる移動物が渋滞している地区に出てしまう。さすがにこのあたりはスーツケースを転がしながらだと物理的に進めない上まわりの人に多大な迷惑をかけるため、あきらめて横道に逸れ、おとなしく宿を目指すことにしました。 最初の宿、1泊だけミッドタウンだったので、チェックイン後、地図を眺めながらとりあえず街に出てみた。ここでチャレンジするは地下鉄でございます。7日間乗り放題になるメトロカードを25ドルで購入し、改札へ。ニューヨークの地下鉄は改札は入場だけで、磁気カードを通せば「GO」と表示され、改札が通れるようになるのですが、これが結構手強かったです。最初すっと通したら、どうやら速すぎたらしく、「もっかいゆっくり通せ」みたいなメッセージ(すみません英語わすれました)が3、4回。格闘してやっと通ったのですが、これに慣れるのに2日くらいはかかったような。 そしてどこに行ったかと言いますと ↓ エッサベーグル エブリシングにトーフスカリオンクリームチーズ。 この組み合わせ、間違ってます。つい注文してからしまったと思ったけど、もう後の祭り。すでにモノはレジで支払い待機中。優柔不断な日本人代表。まあ最初だし味見味見、と気を取り直し、コーヒーと合わせて着席しました。ベーグル自体は冷たくて、ちょっと残念だったのですが、かなりデカイ。そして詰まっている。いかにも想像していたニューヨークベーグルでした。それにあわせ、ニューヨークのクリームチーズ初体験。告白すると取り立ててクリームチーズ自体に興味があるわけではないので、日本では、普段キリしか買わないんですが、このトーフクリームチーズのなんとなめらかでやわらかいことか。チーズじゃなくって、どっちかというとチーズクリーム(かなり濃いめ)みたいな感じでした。こういうの、日本でも売ってるんでしょうか?あと、トーフがどのように入っているのかもよくわかりませんでした。単品ではどちらもおいしかったのですが、惜しむらくはこの組み合わせ。どちらの良さも活かしきれなかった気がします。ごめんなさい。 と、初ベーグルは若干の消化不良を覚えたのですが、街に慣れてないせいかと思い、初日はとにかく歩くことにしました。ミッドタウン、地図をみないでうろうろと。 テレビやネットで見たビルの飾りやイルミネーションがまさに眼前にあり、感動すべきところなのですが、クリスマスシーズンの5番街だのブロードウェイだの、もうとにかく人だらけ。とりあえず写真を撮って、移動するだけで精一杯という有様でした。 這々の体で宿まで帰る途中に、適当なデリでスープだけ買って宿で食べたのですが、これが塩っぱくて舌がピリピリするくらい化調の味がするもの。やっぱりアメリカの飯はこれだから・・・と、すっかり了見の狭い人になって、初日は眠りにつきました。 2日目、ミッドタウンの宿の近くにある有名ベーカリーの存在をこの私が見逃すことがあろうはずがない。 ↓ エイミーズブレッド 朝7時頃に行ったのに、お客さんでいっぱいでした。 店内は広くなくて、細長い対面形式のウインドウの奥にカフェスペースが15席くらいかな、でも席の間隔が狭いのであまり落ち着くことはできないかと。 イートイン用にほうれん草のキッシュとコーヒーを頼んだのですが、キッシュをじっくりといい感じに焼き戻してくれて、焼き立てみたいにあつあつでした。サクサク感はあんまりなかったけど、ほうれん草たっぷりだし、1個で満足するサイズでおいしかったです。わりと近所の家族連れが多かったです。 上の写真は、テイクアウトで買ったブルーベリーマフィン、アップルドーナツ、ソーダブレッド。どれもアメリカの焼き菓子でおいしかったんですが、とくにソーダブレッドのがりがりほろり加減が気に入りました。甘いですが。でもおいしい。そしてコーヒーが欲しくなる。 そうなのです、気づいたんですがアメリカのお菓子はすべてコーヒーに合うのです(私が好んで食べたもの限定かもですが)。スーパーで買った紅茶のティーバッグでこれらのお菓子を食べると、お茶が完全に負けてしまって食べる気にならない。コーヒーくれ!と叫びたくなるのです。そして大量に飲みたくなるので、あまりおいしいものではなく、少し軽めのものをがぶがぶ飲むのが良い。うーんアメリカンカルチャー。 初日の宿はアパートメントホテルと分類されるところで、寝室以外のスペースは他の宿泊者と共同使用だったのですが、ネットもできるしお湯も沸かせるし、かなり便利でした。 都合により、2日目からは宿を移動。 地下鉄でロウアーマンハッタンへ。 チェックインは午後からなので、まずは荷物を預け、抜けるような青空のもとマンハッタンを歩いて北上する。ウォール街、トライベッカを抜けてソーホーまでタウンウォッチングしながらだらだら歩き。 街はクリスマスセール中で、ほとんどのお店がプライスダウンしているようだったので、ついひかれて覗き込むけど、品物の扱いがひどくて言葉どおり投売りみたいな感じでイマイチ買う気にはなれず、根気よく掘り出しものを見つける意欲も沸かず。 なので適当に通りを冷やかした後、再び地下鉄でミッドタウンへ戻る。 ↓ ロックフェラーセンターのクリスマスツリーとスケートリンク これは撮っただけ、滑ってません ↓ ペトロシアンカフェ ニューヨークについて調べてて、あるブログで「ここのサンドイッチは世界一」と言われてる、みたいな記述を見つけたので、お昼に行ってみた。 中は、高級デリというのか、スモークサーモンとかキャビアだのの食材を扱うショーケースと、パンとかケーキのケースが対面になっていて、その奥がカフェスペースだったです。ちなみに隣接しているペトロシアンは、高級ロシア料理店だそうな。 ↓ ペトロシアンクラブサンドイッチ これ、おいしかったです。ですが、やっぱり多いね。 パンケーキのサンドイッチで、パンケーキが甘くておいしかった。調べてみたら、ブリニというロシア風パンケーキだそうな。 サーモンも肉厚で、スモークされた白身の魚(eelと書いているのですがほんとうにウナギなのか?)と、ハニーマスタードのソースが美味。だったのですが、最後はさすがに飽きてしまいました。 そのあと、ミッドタウンのデパートやショップをぶらぶらしていたら、何も買わないまま夜に。この日は結局ホールフーズでお惣菜を買って帰りました。 ↓ 5番街のバカラ社製スノーフレーク ↓ バカラアップ この時期のニューヨークはとにかくきらびやかで、いたるところに電飾がありますが、この雪の結晶は突然大通りのど真ん中、空中に浮遊しています。 よ~くみるとピアノ線が見えました。見るなって。
by kamibans
| 2009-03-15 14:36
| ニューヨーク旅
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